「FREE TRAVELER 東京海外旅行研究会」活動日記
日本最大(?)、かつ最長の歴史を持つ(?)旅行サークル「FREE TRAVELER 東京海外旅行研究会」(http://www.kaigairyoko.com/)の代表が綴る、その輝かしき(!?)活動の記録。


プロフィール

東京海外旅行研究会代表

Author:東京海外旅行研究会代表
2007年4月より代表。
大学院時代のタイ・カンボジア旅行で海外旅行に目覚めました。
会社に入ってからも休暇を利用して旅を続け、世界48ヶ国、日本国内40都道府県を訪問して現在に至っています。
海外旅行に関してはまだ「達人」の域には達していませんが、人と人をつなげて「共有知」を生み出すことで魅力的な会にしたいと奮闘してます!



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ゲバラ、カストロよりも偉いキューバの革命家
前回の続き。

「キューバにはカストロやゲバラよりも、偉大とされている革命家がいます。」

と書きました。

それは誰か?

それは・・・
ホセ・マルティという人です。
150px-JoseMarti.jpg参照。

詳細は、wikipedia

19世紀後半にスペインからの独立を戦った英雄です。

私も名前くらいは知っていました(たしか、高校の「世界史」で出てきた?)。

しかし、6月例会に参加して、キューバにおけるマルティの評価の高さを初めて知りました。

プロフィールを見ると・・・
革命家としてだけでなく、文学者としても、すぐれていたようで、かなりの知識人ですね。
カストロしかり、ゲバラしかり、レーニンしかりですが、革命家はインテリが多いんですね。

さて、キューバ革命のきっかけとなった、カストロの1953年モンカダ兵営襲撃は、ホセ・マルティ生誕100周年記念(?)として行われたものだそうです。
さらに、失敗して投獄された際には、「この事件の首謀者は誰か」と尋問され「ホセ・マルティである!」と答えたそうで、マルティからの多大な影響が伺えます。

キューバは、カストロ、ゲバラの時代以前から革命の伝統があったんですね。

キューバのペソ札を見てみましょう。
1ペソがホセ・マルティ
3ペソがチェ・ゲバラ
・・・・
と続いています。

currency.jpg

キューバペソは、値段の安い方から、偉い人順に掲載されるそうです。
なぜか?
吉田太郎さんいわく「安いお札ほど1番多くの人の手に渡るから、安い順に偉い人を載せるんです」

そういうキューバの精神に、思わず感動していまいました。

ところで、カストロは?

生きている人は崇拝の対象にならないので、お札にはならないそうです。

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ゲバラとカストロ どっちが偉い?
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6月例会の2次会で、吉田さんと松尾さんの会話で、面白いネタがあったので紹介します。

講演会で、講師の吉田さんから、カストロが世界各国に医師を無料で派遣しているが、単なるボランティアだけでなく、外交の側面もある… という話題がありました。

2次会でもカストロの話題が出ました。
カストロはゲバラを神格化することで、革命後のキューバ社会を正当化している・・・ カストロは、いわばゲバラの死を利用しているのだ・・・
という話がありました。

たしかに、その意味ではカストロは大成功を収めたと言えるでしょう。

キューバに関して知っていくにつれ、カストロはゲバラよりも遥かに偉大ではないかと思えてきました。
「現代のキューバ社会が素晴らしい!!」と絶賛しているわけではありません。
念のため。

吉田さん、松尾さんともに同様のご意見のようでした。

ゲバラは、キューバ革命では成功したが、それ以外見るべき業績はない。
コンゴやボリビアでは、求められてもいないのに、おせっかいを焼いて革命を輸出しようとして、自滅した。
それに比べて、カストロはアメリカとソ連という、二大大国と渡り合いながら、50年間安定した国家を維持してきた。
もしかすると、カストロは現存する政治家としては世界最高と言ってもいいかもしれません。

あと、吉田さんによると、「弟のラウルがカストロの後継者になったことを、『世襲だ』と非難する人もいるが、ラウル後継者として十分な素質を持っているからで、弟を優遇したわけではない。キューバ革命時代からラウルはナンバー2で、ゲバラはその次だった」
さらに、「日本では坂本竜馬や楠木正成がそうだが、高い理想を持ちながら、志半ばで夭折した人々はすごく人気がある」

確かにそうで、ゲバラにせよ、坂本竜馬にせよ、実際の業績だけから見ると、崇拝されすぎな気がします。
一方で、現在の閉塞状況に対して「もし彼が生きていたら……」という仮定のもとに、実現しなかった未来を夢見てしまう人々の気持ちも良くわかります。
(自分もそういうところがあるので)

歴史に「もし」はありませんが、少なくとも、もしゲバラが生き続けていたら、現在ほど崇拝も神格化もされていなかったでしょう。
多少、世界は変わっていたかもしれませんが・・・

さて、カストロは偉大です(上記を鑑みてもゲバラもやっぱり偉大です)。
しかし、キューバにはカストロやゲバラよりも、偉大とされている革命家がいます。
性格には「いました」というべきだと思いますが。

この話題はまた次回にでも。


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(報告)6月例会 キューバ特集
昨日は6月例会。
今回は5月10日に使った四谷地域センターのホール(100名収容可能)で行いました。
参加人数は57名。
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今回は、キューバの講演があるということで、キューバに関係する報告を多めに設けました。

<旅行報告>
・エジプト
・香港
・バルカン半島
・アルゼンチン(ブエノスアイレス)
・キューバ
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<プチ講演>
・「キューバ旅行案内」 松尾よしたかさん(ライター)
『旅行人』最新号のメインライターである、松尾さんから、キューバの魅力、キューバを旅行するときのコツを紹介していただきました
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<講演会>
・「フツウの旅人にも分かるキューバ社会のしくみ〜なぜ弱小貧乏国は医療・教育先進国なのか?〜」 吉田太郎(長野県農業大学校勤務)
 医療と教育という2つの視点から、革命後のキューバが実現してきた社会の「しくみ」を紹介していただきました。
 さらに、歴史を遡りながら、キューバ革命に至るまでの経緯、世界情勢を踏まえた近年のキューバ社会の変遷を追いつつ、現代社会が置かれている状況を俯瞰的に解説していただきました。
・・・と書くと、かなり堅苦しい印象を受けるかもしれませんが、軽快な語り口で、真面目な内容を面白くお話していただきました)
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<質疑応答>
吉田さん、松尾さんに対する、会場の参加者の皆さんからのQ&A。
宗教、自由と平等、社会行動の変化など、旅行に関するものよりも、キューバ社会に対する質問が多く見られました。
キューバという国への関心の高さが伺えました。

さらに、会場では、『旅行人』最新号にも地図を提供されている、地図職人の富永省三さんの地図を貼り出し、休憩時間に参加者の方々に自由に見みて回れるようにいたしました。
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<2次会>
新宿御苑の「隋園別館」で中華料理。
22名の参加。
吉田さん、松尾さん、富永さんの3大巨頭(?)全員がご参加。
p6210031.jpg


終了したときは、まだ小雨が降っていました。
天気は悪かったですが、今回も多くの方にご参加いただき、熱気のある会だったと思います。

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キューバの医療と教育
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本日は、明日の講演会の講師、吉田太郎さんの著作を紹介したいと思います。

「世界がキューバ医療を手本にするわけ」

「世界がキューバの高学力に注目するわけ」


旅人に限らず、キューバ好きの人は少なからずいますが、キューバの教育や医療がどうなっているかを知っている人は少ないと思います。

日本で流通しているキューバ関連の情報は、かなり偏っていると思われます。

ひとつは、アメリカを中心とする資本主義国家視点からの情報。

もうひとつは、キューバを理想郷(とまではいかないまでも、成功した社会主義国家)とみなす、空想的社会主義(?)的な視点。

日本でキューバ社会を知る人は、この二つの異なった情報のもとで混乱することになります。

そうした少ない情報(その大半は偏っている)の中で、この二冊の本は貴重です。

本書は、キューバの教育・医療システムの紹介をしつつ、日米をはじめとする「資本主義先進国」の社会システムを相対化する視野を与えてくれます。

日本は、高いレベルの教育と医療を達成しているというのは(保留つきであれ)事実かと思います。
しかし、それは多分に経済力によって裏付けられているものではないでしょうか。
実際、「金のある人のみが十分な社会サービスを受けられる」というのは世界の現状です。
日本においても、現在懸念されている格差社会が進行すると、十分な社会サービスが受けられなくなる可能性もあるます。
世界一の大国であるアメリカでさえ、所得の低い人たちは十分な教育も医療も受けられない状況にあります。

現在は、社会主義は全否定されています。
実際、ソビエト連邦は人間の住む社会としては最悪にだったに違いありません。
しかし、それでも世界の二大大国のひとつとして衛星を打ち上げ、世界レベルの科学者やスポーツ選手を輩出していました。

この2冊の本は、キューバ社会を例にとって、医療や教育をはじめとする公共サービスに市場原理(競争原理)を導入することの是非を問うているように思います。

キューバは日本からすると「貧乏国家」かもしれません。
しかし、インド・パキスタン地震やスマトラ沖地震など、世界各地の被災地に医師団を派遣して多くの人々の命を救っています。
さらに、驚くべきことは、ハリケーン「カトリーヌ」がフロリダを襲った際に、キューバ政府はアメリカに医師団の派遣を申しいれたそうです。
アメリカ政府が断ったため実現しなかったそうですが、もしアメリカ政府が受け入れていたら、多くの命が救われていたかもしれません。
最大の敵国にして世界一の大国に、無償で医師団を派遣しようという「貧乏国家」が、世界のどこにあるのでしょうか?

こういうご時世だからと言って、社会主義を礼賛するのは時代錯誤であるかと思います。
キューバを「理想社会」と見なすのも、不適切かと思います。

しかしながら、私たちは「キューバの精神」から学ぶべきところは数多くあると思います。
また、(経済以外の)社会システムにおいても同様かと思います。

明日の講演会が楽しみです。

吉田さんのサイト→キューバの有機農業

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(報告)5月例会 私が愛した世界の秘境ほか
本日は5月例会でした。

会場は定例の目黒区民センターでしたが、今回は非常にいい部屋が借りられました。

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参加人数はいつもよりも少なく、27名

今回は、ゲストとして秘境専門の旅行代理店の西遊旅行の方がご参加。
発表・討論会の合間に、いろいろとコメントをしていただきました。

さらに、先週の片倉さん講演会に参加されていた映画監督の酒井充子さんもご参加。
(たまたま酒井監督のご自宅が会場近くということもあり、今回もお願いしてお越しただきました)

お二方から、会にとっても非常に参考になるお話がうかがえました。
こうした形で、各分野専門の方とコラボレーションできる機会が今度増やせるといいな・・・と思います。

<旅行報告>
・香港・ランタオ島
・中国(新疆ウイグル自治区(ウルムチ〜カシュガル〜トルファン)
・カナダの秘境、コンク(巡礼の道のフランス奥地)、
・クロアチア


続いて、酒井監督から映画『台湾人生』と、そのゆかりの人々、土地についての紹介。
今回の例会テーマに沿いながら、映画の内容をお話しいただけたので、非常に良かったです。

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<討論会>
「私が愛した世界の秘境」
事前に収集した187箇所の秘境リストをベースに、7エリアに分けてお勧めの「秘境」を議論しました。
秘境リストは現在更新中です。
まとまり次第、報告いたします。

<旅行報告>
・香港・ランタオ島・・・前半とは別の視点から紹介

<事務連絡 ・ 会報封入&発送 ・ 検討会>

<2次会>

いつもの目黒駅付近の「和民」にて。
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参加者は14名。
やはりいつもより少なかったです。

先週のセミナーの反動かと思いますが・・・
たくさんの方に来ていただくのは嬉しいですが、運営が大変です。
今日のように、小ぢんまりと近しい距離でやるのも悪くはないかな・・・ と思いました。

取り急ぎ、実施報告でした。
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