FC2ブログ

Entries

『第9地区』ふたたび

<ネタばれあり>

51lpdR2BTCVL__SL500_AA300_.jpg

前回の続き。


『第9地区』は『アバター』と比較されることが多いようですね。

『アバター』は映像美の世界が展開されますが、『第9地区』は醜悪なシーンが多いです。

『アバター』の方は、宇宙人=善、人間=悪 というポジションニングで、これまでのハリウッド映画の定式をひっくり返しています。一方で、『第9地区』はどちらが善で、どちらが悪とも言えない描かれ方がされています。

『アバター』の宇宙人は哺乳類(猫?)っぽくて、多少は愛着が湧く外見をしていますが、『第9地区』のエイリアンは昆虫みたいで気持ち悪いです。
ちなみに、エイリアンは愛称(?)が「エビ」(prawn)ですが、英語では蔑みの意味も含まれるみたいですね。

難民のエイリアンは、「第9地区」と呼ばれるエリアに隔離されてスラムのような住環境で生活し、人間から偏見と差別に満ちた扱いを受けています。
しかし、エイリアンは人間の土地に割り込んできているわけで、現実世界で同じようなことが起こったら(実際起きているわけですが)、人間はきっとこういう行動を取るんだろうな・・・ と納得させられます。

さらに、ナイジェリア人のギャングが「第9地区」でエイリアン相手にぼったくり商売をやったりするんですが、これもリアリティありまくりです。

最後の方になると、彼らも交じって三つ巴の争いが起きたりしますが、この展開もたまりません。

この作品は、アパルトヘイトを描いたものだとも言われます。
たしかにそうなのでしょうが、もっといろいろな解釈もできそうです。
私は、映画を観ながら、普天間基地の移設問題を想起してしまいました。

さて、最後にひとつ。
エイリアンで唯一名前で呼ばれている人(?)がいます。
名前はクリストファー・ジョンソン。
「この名前は思わせぶりだ」と書いていた評論家がいました。
http://www.cinemaonline.jp/review/geki/11771.html世界一有名なクリストファーさんといえば、クリストファー・コロンブス。
コロンブスに「発見された」アメリカ大陸の「その後」を考えると、地球の未来は果たして……

ここまで考えているとすれば、天才的ですね。
(そうでなくても天才的だと思いますが)

スポンサーサイト



Appendix

プロフィール

東京海外旅行研究会

Author:東京海外旅行研究会
東京海外旅行研究会
http://www.kaigairyoko.com
のブログです。

twitterのつぶやき

facebook

カレンダー

08 | 2019/09 | 10
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 - - - - -

カテゴリー+月別アーカイブ

 

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる