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石巻より愛を込めて

「石巻で一週間ボランティアをやってきたけど、そこでの体験はある意味7年5カ月の世界の旅よりも貴重だった」

7年5カ月にわたり、自転車で世界を旅した石田ゆうすけさんが、あるトークイベントで仰っていました。
(「それぞれ全く違うものだけど」と断りつつ)

「ということは、土日の2日ボランティア行けば、1年分の旅と同じくらいの経験ができるということだな」

軽い気持ちで(?)週末弾丸ボランティアに行ってきました。

実際に石巻に行ってみて、石田さんの仰っていたことの意味を、身を持って知らされました。

GWに被災地を巡りましたが、被害の酷さに驚愕しました。

今回は、被害よりも「人間」に驚愕しました。


金曜深夜発の、夜行バスで土曜早朝に石巻駅に到着。

駅の外のベンチでは、同じバスで来たと思われる学生風の男が「半額」のシールが貼られた弁当を食べていました。東京のスーパーでタイムセール品を買ってきたのでしょう。
バックパックにテントマットを付けていたので、ボランティアで来ているに違いないのです。

ボランティアセンターである石巻専修大学へ向かうバスにも、バックパックを背負った30歳くらいの女性がいました。
ボランティアセンターまで一緒に行きましたが、彼女はGWに南相馬市でボランティアをして、今回2回目だそうです。その日は、大学の芝生にテント張って寝るそうです。

IMGP4258.jpg

活動は、自分を含めて9名のチームでやりました。
石川県から深夜に車を運転してやってきた二人の男性がリーダーです。

神戸から15時間、軽自動車を運転してやってきて、テント生活をしながら3週間ボランティアしているという女性もいました。

精神障害者への支援団体でボランティアをやっている方もいました。
今度、精神障害者の被災者にステーキの炊き出し(?)をする、、、ということで、お昼休みに炊き出しの見学に行って、炊き出しスタッフから色々話を聞いていました。

石巻在住の女性も参加。
彼女は、地震後の3日間、南部せんべい半切れだけで生き延びたそうです。
2台持っていた車が両方津波で流されたそうで、ボランティアには自転車漕いで参加。
お母さんは被災して体調を崩し、親戚の一人は遺体で見つかり、知り合いにはいまだ行方不明の方もいるそうです。
「早く生活を立て直して、車を買わないと・・・」と仰っていました。
人の家の瓦礫を撤去してる場合なのか?・・・と思わず心配になってしまいました。

ほぼ全員初対面なのに、不思議なチームワークで9名全員せっせと働き、想定時間よりも早く泥と瓦礫の撤去が終わりました。

P1020568.jpg


後片付けの際に、神戸から参加の女性から、「岡山から70歳のおじいちゃんが支援に来ていた」という話も聞きました。

人間は、いざという時は、こういう行動を取れるものなのか!

これまで、それなりに長く生ききて、それなりにいろいろ経験してきたつもりでしたが、自分の人に対する理解は全然浅かったようです。

作業が終わった後、石巻市内が見渡せる日和山公園に登りました。
木々の間から覗く街並みは、瓦礫ばかりです。

IMGP4309.jpg


港の方に降りて、ずっと歩いてみました。

山頭火ではありませんが、

分け入っても 分け入っても 瓦礫の山

です。

でも、瓦礫は少しずつ、取り除かれています。

少しずつですが、確実に。
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